当寺は、日蓮宗総本山・身延山久遠寺と同じく、甲斐の国にその礎を築き、慶長16年(1611年)の開基より、400年以上の法灯を護り継いでまいりました。
法岸日順居士を開基とし、淨心坊日慶上人を開山と仰ぎ、当初は韮崎市円野町から南アルプス市曲輪田新田へと流れる徳島堰の普請無事と安寧を祈願し現在地より東の竹内付近に建立。しかし、度重なる水害により伽藍は流失し、江戸時代中期頃、現在の霊地へと移転いたしました。
遠くに富士の霊峰を望むこの地は、平安の古より地域の守護神として崇められてきた穂見神社奥宮もほど近く、清浄な空気に満ちています。中央自動車道の韮崎IC、または双葉スマートICから車で約25分でアクセスできます。
准歴法園院日照法尼の篤き志により開かれた淨蓮寺合祀墓(永代供養墓)では、数多の御霊をお祀りし、地域の皆様の心に寄り添い続けております。
七面堂は、地域を潤す大規模用水路「徳島堰」の難工事の安全を祈願し、建立されたお堂です。
法華経の信仰者を一途にお守りくださる七面大明神(七面天女)をお祀りしており、日蓮宗寺院に特徴的な建物とされております。本堂を見下ろす小高い山上に静かに佇む七面堂では、今も年に一度の祭礼が執り行われ、地域の方々によって大切に護られています。
七面堂の内陣にお祀りされております七面天女像は、寛文4年(1664年)に仏師・康覚により造仏された、当寺に現存する最も古い仏像です。寺の歴史を静かに見守り続けてこられたこのお像は、信ずる者の願いを受け止め、安寧へと導いてくださる尊い存在として、篤く信仰されてまいりました。
七面天女は、法華経の守護神として、特に日蓮宗の寺院において広くその功徳が讃えられております。この地に伝わる最古の仏像として、当寺の歴史を物語るかけがえのない文化財です。